インハウスエンジニアの部屋

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「リーダーシップ」の重要性

「リーダーシップを発揮して」という言葉をよく聞くけど、どういう意味があるんだろう?「リーダー」と聞くと何となくみんなを引っ張っていくイメージかな。

 こんな風に考えている考えている人は多いのではないでしょうか?

 「リーダーシップ」とよく混同する言葉に「マネジメント」があります。

この2つは同じようなイメージを持っている人も多いですが、実際は大きく意味が異なります。

ティーブン・R・コヴィー博士の「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」を参考に、「リーダーシップ」と「マネジメント」の違い、「リーダーシップの重要性」について解説したいと思います。

「7つの習慣」は、全世界4,000万部、国内240万部を超え、今も読み続けられるビジネス書です。

 

「リーダーシップ」と「マネジメント」の意味

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リーダーの役割は、物事を俯瞰的に見て、組織・チームが目指す目標(ゴール)を示すこと。

マネージャーの役割は、目標を達成するための効率的な手段を検討し、実行すること。 

 

「リーダーシップ」と「マネジメント」の具体例 

これまでの説明ではまだ「抽象的でわかりにくい」とういう方もいると思いますので、具体例を使って説明させていただきます。

例えば、「リーダー」、「マネージャー」を含む5名のチームが、水分を補給するために水場を探すというシチュエーションを考えてみてください。

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会社の先輩に頼んで作成してもらった図。7つの習慣の記載を参考に作成。

この時、森の中の高い丘の上から全体を見渡し、「目的地(目標)=水場」を指し示すのが「リーダー」の役割です。

リーダーは、正しいゴールを部下に指し示さなければならないので、部下と同じ目線に立っていてはいけません。また、未来に向け長期的視点に立って、正しい目的地を決め、部下たちに示す必要があります。

一方、マネージャーの役割は、「目的地(目標)=水場」に効率的に到達するための手段を検討し、実行することです。 

<マネジメントの例>

  • 木を切る道具の調達
  • 作業の方針・手順・役割の決定
  • 新たなテクノロジーを導入する
  • 部下に筋肉トレーニングをさせる
  • 給与体系をつくる

もし、この時にリーダーが指し示す目的地が「岩場」だったらどうなるでしょうか?

いくら優秀なマネージャーがいて、「岩場」まで効率的に早く到達できたとしても、何の成果もあげることはできません。

部下は一生懸命頑張っているけれども、そもそも目標が間違っているため、成果が上がっていないというのは、会社などの組織でよく起こっている現象だと思います。

目標(目的地)を決めるリーダーの役割は、成果をあげる上で何よりも重要だと言えます。